ハイサイ!
ついにやりました。。涙
数年ぶりに自己記録更新のタマンを獲ることができました〜!!
釣り初心者の頃に2馬力ボートに乗せてもらいベイトフィネスタックルでマグレで釣った62cmから何年ぶりだ!?
本気で狙い始めてから年々上達し掛ける機会も増えてはいますが、記録級は切られてばかりで7年ぐらい記録更新出来ずにいました。汗
長年カヤックフィッシングを楽しんでいますが、飽きずに年々タマンへの気持ちは増す一方で一番好きなターゲット!
そして水深が浅ければ浅いほど難易度も上がり強くなるので、水深5m以下のシャローの強者(ツワモノ)にしか興味がない!!笑
ベストシーズンは梅雨明けから3ヶ月ほどと熱く短い。。
一年中出来るのであれば、シャローのタマンゲームだけしていたい。。
もう好きすぎて堪らないのです。。
そんな大好きなタマンゲームで長年培ってきた経験と知識を踏まえ
カヤックでデカタマンとファイトしている時に何が起こっているのか
ボートとは違い限られたパワーとドラグ力しか使えないカヤックで
現段階でこれしか勝たんと思うタックルバランスをまとめて残そうと思います。
たぶんもうこんな長文のブログを書くことはないだろう。。
メモリアルタマンに敬意と愛を込めて。。
[Gのカヤックタマン集大成]
いざ!参りましょう!!炎
今年のメインシーズンは色々と忙しく、今までで一番狙いに行けなかったシーズンで小タマン数匹のみの釣果で終了。
そして11月後半、もうタマンシーズンは終わっただろうとアカジン狙いへ
アウトリーフに向かいながら一応インリーフのタマンが着きそうな根をチェックするも、タマンどころか、クチナジやイシミーバイの反応すら無し。
やっぱり熱く短い大好きなシーズンは終わってしまったんだ。。と切ない思いでアウトリーフに到着。
到着して地形目視しながらこの辺に居るかな?とすぐに狙いの50アカジンが釣れ、幸先良いねぇ〜思いきや、その後は反応悪く、数を引き出す釣りでもポツポツと小物のみ
ん〜、反応も悪いし、良いサイズのアカジンも釣れたし
やっぱりタマンが恋しい!戻りながらシャローで撃沈覚悟でタマン狙ってみよう!!
シャローに入り、潮通しが良く大型魚が好む地形中心に撃つも無反応。。
今の時期はこんなもんだよねぇ〜
さて、ここがラストだ
水深は約5mで砂地、高さ3mはありそうな大きな根が沈み
水面から根のトップまでの距離は1.5mほど
一般的にタマンを狙うのにはサイズが大きいけど、一目惚れして使い始めてから数々のランカーを獲ってきた信頼と実績のエヴォルーツ120F(エヴォコン限定カラー) を根の向こう側へキャスト
そこから根のトップまでジャークさせフラッシングでアピールし、一瞬止める
ここでコツっと前アタリ
根から飛び出しアタックしてきたタマンをなるべく根から離れた位置で掛けるべく
リール3巻分高速ジャークし、一瞬ステイ入れた瞬間
ゴンッッッ!!!!
その瞬間巻ける分一気に巻いて根からさらに引き離す
確か4回転は巻けたので根のトップから3+4回転✕巻取量78cmで約5m50cmはアドバンテージを得た!
ここからが本当の勝負!
タマンが反転し強烈なファーストラン!!
強化したカルコンのドラグ力はフルロックするとカヤックが横転するほど強いので、バランス崩さないギリギリの設定で
ノーマルのフルロックより強い設定なのにもかかわらずですよ!?
お構い無しで鳴り響くドラグ音!!汗
ツワモノ降臨!!
根に擦れたらリーダー30lbだろうが40lbだろうが一瞬でスパッと切れる事が多い沖縄のサンゴ帯
しかし、焦ってファーストランを無理に止めようとすると、静止状態のカヤックはバランスを崩し横転する可能性があるので
走らせたくないけどギリギリのドラグ設定で走らせる。
感覚で1mはドラグ出されたか、そして静止状態だったカヤックもツワモノの怪力に引っ張られ始める
ここからは根に向かって引っ張られるカヤックとツワモノの距離をいかに早く詰めていくか、その鍵を握るのはリールのトルクと巻取り量のバランス(後半に説明します)
セカンドランからはカヤックが引っ張られている状態なので指でスプールを抑えドラグを出さないようにしカヤックドラグを活用
そして巻けるだけ巻き距離をなるべく早く詰め、ラインが立つ(魚の上に来る)状態に持っていき根ズレでブレイクする可能性を減らす
何度も強烈なランに耐え、距離を詰めラインが立つ位置まで到達した時には
ツワモノが出てきた根まで残り1mまで引っ張られていた。。
しかし、まだまだ弱る気配がない。。汗
根ズレ境界線まであと数十cm
根に向かい最後の力を振り絞るツワモノを見ながら焦る気持ちを落ち着かせ
指ドラグも併用しカヤックが横転しないギリギリの領域で祈りながら耐える。。
そして怒涛のランを最後まで受けきり、ついにツワモノ浮上
タモに入らず、ルアーがタモに引っ掛かりバラすんじゃないかと最後にトラブルもありましたが。。
タモに入らずタモに引っ掛ったルアーに引っかかっているツワモノごと勢いでずりあげ。(ややこし!笑)
長かったようで、実際は2分もファイトしてないんだろうな。
短く濃密な時間でした。
今年1、いや、今までで一番興奮したファイトに奮え歓喜し、最高の思い出になりました♪♪
冒頭の画像に比べこっちの方が嬉しそうでしょ!?
冒頭のは映え写真撮るため重くて腕震えてるけど作り笑顔してる瞬間です!爆
メモリアルフィッシュの記録
タマン(ハマフエフキ) 64cm 3.72kg
【タックルデータ】
ロッド:BC4.510MXH(フィッシュマン)
リール:カルカッタコンクエスト201HG(シマノ)
ライン:CastPE(モモイ)
リーダー:ShockLeaderFC(モモイ)
ルアー:エヴォルーツ120F(ブレイズアイ)
カヤック:ニモ2+1(バイキングカヤック)
長年カヤックフィッシングをしてきて
今までこのサイズや、さらに大きいサイズを何度も掛け
目視出来る距離まで詰めた状態で
カヤック引っ張られ根ズレで切られ続け
どれだけ悔し涙を飲んできたことか。。
今までと違ったのは、求める理想に近いNewロッド、ドラグ強化したリール、それを使いこなして少し上手くなったファイト?もあり、やっと壁を超えられました!!
タマン、いや、ツワモノよ。。
最高の思い出をありがとう。。
カヤックフィッシングで大型魚を掛けた時に何が起こっているのか少しでも参考になったでしょうか!?
後半は長年カヤックフィッシングで培ってきた経験で現在これが最上と思っているタックルバランスについて書いていきたいと思います。
まずはカヤックから
カヤックもタックルバランス構成の需要な要素の一つです。
カヤックの場合はボートと違い、カヤックが魚に引っ張られてドラグになるのでオーバーパワーなロッドやリールは性能をフルに発揮出来ません
そして過剰なロッドパワーやドラグ力は横方向の力に弱いカヤックを横転させる可能性もあります
まずは自分のカヤックの抵抗値や安定性で使えるタックルパワーを知る
これは自分のカヤックとタックルを使用しながら導き出すしかありません。
抵抗値=水面の滑りにくさ、流されにくさ
安定性=横方向への力に対して働く力
上記の値が高いほど相手に負荷を掛けられるので使えるタックルパワーは強くなります
その反面、漕いでも進みにくく風に負けたり疲労しやすかったりするデメリットはあります
こういったカヤックに多いのは重くて幅の広い安定性の高いレジャー用のカヤックや足漕ぎカヤック
足漕ぎカヤックにおいてはGも何度か友人から借りて釣りした事がありますが
上記の条件に当てはまる手漕ぎカヤックだと長距離漕ぐのがほんと疲れるんですが、足漕ぎは2〜3倍の距離漕いでもぜんぜん疲れない上に、抵抗値と安定性はトップクラス、なおかつファイト中に足漕ぎで距離詰めたりバック機能でブレーキ掛けたりとまさに
最強!!
足漕ぎカヤックの快適さと最強なスペック体験すると手漕ぎカヤックには戻れません。笑
カヤック歴7年、未だ手漕ぎカヤックで頑張ってますが、ずっと乗り換えたいと思ってます。。
手で漕いだ場合は一番進みにくいデメリットはありますが、足漕ぎユニットが壊れた場合を想定して長距離漕げるパドリングスキルは必須、走破性と安定性を過信して無理しない。
ちなみに現在Gが乗ってるバイキングカヤックのニモ2+1はタンデムでもシングルでも両方使え汎用性が高く、走破性と安定性のバランス型
足漕ぎやレジャー用のカヤックより抵抗値は低いですが
手漕ぎで10km漕いだりするので、ある程度の走破性もないと釣りになりません。
年中風が強い沖縄では走破性は安全に帰るためにも必須です。
そしてロッド!
今まで2万円〜6万円するようなハイエンドクラスまで色々なロッド何本も使ってきて無理に曲げてしまい折ったりもたくさんしてきました。
その中でも最初にカヤックフィッシングに合ってるなと思ったのがアブガルシアから出ているグラスロッドのワールドモンスター610M
グラスロッドはこれが初めてでしたが、魚がカヤックの下や反対側に突っ込んだりするのでグラスロッドの激しく曲がっても折れずに粘るブランクは安心してファイトする事が出来きました
が、釣り幅の広いカヤックフィッシングでプラグからジグの釣りまで一本でこなすには感度を必要な釣りは出来なくは無いけど快適ではありませんでした。。。
そこで次に購入したのがワールドシャウラ1702R
Gが釣りを始めたての頃は沖縄ではベイトタックルが普及してなく、もちろん周りで使ってて教えてくれる人もいない時代
リールのブレーキセッティングやキャスティングはYouTubeで村田基さんの動画を見て勉強しました。
そんな憧れの村田基さんプロデュースのロッドを一度は手にしてみたいと購入
1シーズン使用し、ハイエンドクラスだけあり高い汎用性がありとても素晴らしいロッドだと思いましたが
タマン戦ではグラスロッドの安心感が忘れられず
もっとスローテーパーよりでグラスロッドみたいに曲がるカーボンロッドがあればなぁと思うように
そんな時に出会ったのがFishmanロッド!!
釣友が海外の釣り遠征用で購入したFishmanロッドを実際に借りて50cmのアカジンを釣りましたが
一本でカヤック幅広い釣りをカバー出来るルアーウエイト、激しく曲がり粘るレギュラースローなテーパー、だけどハリもありジグの釣りでも不満のない感度。
求めてたのはこれだっ!!!!
それが現在愛用中でツワモノを仕留めたロッド
Fishman BC4.510MXH
メーカーサイト↓
https://www.fish-man.com/bc4.html
しかも機内持ち込み可能な寸法の4ピースパックロッド
カヤックのハッチの中にも入っちゃう!
カヤックフィッシング7年目にして理想に限りなく近い素晴らしいロッドに出会えました。。
ショートでスローよりなテーパーのロッドは力の支点が体に近くなるため、横方向の力に弱いカヤックでもよりパワーを使うことができ、カヤックの上に座った状態での操作性も◎
逆を言えばロングでファーストテーパーに近いロッドほど力の支点が体から遠くなり、カヤック上では力が使えなく横転の可能性が高くなります。参考までに
さらには、510のレングスながら曲がるセクションが多いので、バックラッシュしにくく、飛距離も抜群、高精度ピン撃ちも楽々、トップガイドにルアーが絡んだ場合もすぐに手が届く
個人的にはブランクカラーやグリップデザイン、細かいとこまで言えば、コルクグリップなんだけどグリップ握った時に一番力が掛かって擦れる場所はEVAが使われてたり、長すぎず短すぎずな絶妙なグリップ長など
あぁ、Fishmanロッド大好きだ〜。笑
カヤックフィッシングでまずは何でも1本で出来るバーサタイルなロッドとしてBC4.510MXHを選んで使用していますが
インリーフのタマンゲームならBC4.510LHの方が良く使う9〜20g前半のルアーのキャストもさらに気持ちよく、ツワモノに対してのバットパワーも十分なので、次のロッドで狙ってます。笑
さて!お次はリール
記事の前半でリールの巻取量とトルクが鍵と書いてあった通り、短時間で距離を詰める為にとても重要な役割をしている
カヤックが魚に引っ張られて負荷が掛かっている状態を、自転車で坂道を登るのに例えると分かりやすい
リールのトルクについては、ハイギヤだと登るの大変だけど、ローギヤだと楽に登れちゃうのと一緒で
カヤックが引っ張られている状態で、ハイギヤのリールだと巻けずに距離を詰められないまま根ズレでラインブレイクする事が多々あり
例えば、ローギヤのカルコン201HGなら掛けたらほぼ獲れるサイズの50クラスのタマンが、ハイギヤのアンタレスDCMDでは詰めるのに時間かかって手こずったり
負荷の掛かった状態で魚を寄せたり距離を詰めるのに適しているのは、実はハイギヤよりローギヤなんです
一般的なスプール径が34mmや36mmのローギヤのベイトリールのローギヤだと力強く巻けるけど巻取り量が少なくなるので距離を詰めるスピードが遅い
理想はローギヤで力強く巻け、なおかつ巻取り量が多いリール
ギヤ比×スプール径=巻取り量
その条件を満たしているのが、長年Gが愛用している40mm大径スプール搭載のカルカッタコンクエスト201HGだ!
名前にHGとついていますが、ギヤ比は6.2で一般的なロープロファイル系のベイトリールからしたらノーマルかローギヤの部類になります
カルコン300番の方が同じギヤ比でスプール大きいから巻取り量も増えて良いんじゃないの?って思う方も居ると思いますが、300番だとスプール重量が重くなりタマンゲームで使うような10〜20g前半のルアーの飛距離が極端に落ちストレスになってしまいます。
ベイトキャスティングってキャストフィーリングの気持ちよさも大切じゃないですか?笑
そして負荷が掛かってもボディーが歪まない金属削り出しの強靭なボディーがパワーファイトをアシストしてくれます!
ちなみにアンタレスDCMDも同じアルミボディーですが、ボディーが歪むのかギヤとメインシャフトの接地面がガタガタになりました。
そんなこんなで結局カルカッタコンクエスト201HGを5年以上メイン機として愛用してます!
ドラグは純正だと弱すぎるので社外品で強化してます。
最後まで読んでくれてた方も読み疲れたんではないでしょうか!?
何回かに分けてここまで書いてきましたが長文すぎて疲れました。笑
ルアーや食わせ方に関してはPCベージの右にあるカテゴリーのタマンから過去記事をどうぞ!
手漕ぎカヤックでのタマンゲーム集大成完結!!
もうここまでの記事を残すことはないでしょう。
来シーズンからは、ついにネクストステージへ
最後まで読んでいただきありがとうございました!!